うつらうつら

□『皆有り難う!』
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『あー終わっちゃったねー』





よ「先輩達泣いてたわね」




鳳「ぐすっ宍戸さ…ぐすっ」





日「いい加減泣き止め、な?たった一年だから、な?」




財「鳳最初っから最後まで泣きっぱなしやないか」



切「日吉がキャラ崩壊してる」





桃「でも先輩達アルバム喜んでくれたな」




海「不二先輩ですら泣いてたな」




『わたしの盗撮も役に立った!』





日「名無しさん、ありがとな」





『は?なに急にどうしたのわかちゃん』





財「うん、ほんまにありがとな名無しさん」




『いやいやひかちゃんやめてよ』




よ「有り難う名無しさん」



『皆で頑張ったからだよー』



海「一番頑張ったのはお前だろう?」



『そんなこと無いよ、皆が協力してくれなきゃあんな良いものできなかったもん』


桃「俺完成したとき実はちょっと先輩が羨ましかったんだよな」



『え?なんで?』




切「名無しさんにそれだけ思われてるってことが、だろ?俺も思った」


鳳「名無しさん一生懸命写真見てたもんね!俺も見てぇーって思ったもん」



『いつも見てますがな!』



よ「それでも、それでもあの写真を見てるときの名無しさんは何より楽しそうだったものね」




『そりゃぁ楽しいよ?実際喜んでもらえたけど喜んでほしくて頑張ったからね』



財「実際先輩も喜んどったし、大成功やったな」



『ねぇー!皆笑ってくれてさ!嬉しかった』




切「最後の寄せ書きで仁王先輩でさえ泣きそうになってたし」



『勿論カメラに抑えましたがな!』



よ「ん、今日の盗撮は許そう」




『でもよーちゃんよかったの?ルドルフの木更津さんと帰らなくて、私ら別に明日でも良かったのに』




よ「今日くらいは不二裕太に譲ってやっても良いかなって思って、それに、二年会の今後の予定も気になったしね」




『そ?よーちゃんが良いならいいけどさ
んにしても今後、かぁ』




切「今後は多分そんなに頻繁に来れないだろうな…」



財「せやな、特に俺は遠いし」



『遠いところわざわざ来てくれたんだもん会いに行くよ、光にも赤也にも』



桃「うちも来いよな!」




『もち!』



切「ああー氷帝マジ羨ましい!」



財「ほんまやな、名無しさん分身とかできひんの?」




『出来たら毎日会いに行くよー』



財「あーもーほんま愛してんで名無しさん」




『ほんまかいなー』



切「俺も俺も!」



『へへ、二人ともマジあざーす!』




よ「そういえば途中で蓮二さんと捌けてたけどあれなんだったの?」



『ああ、うん、好きって言われたよ』




鳳「何て返事したの!?」



『私も好きだよって言った』



日「それじゃぁ…」



『でも蓮ちゃん悲しそうに笑ってそうかってさ』



切「なんだそれ」



『多分私が蓮ちゃんのことライクの好きだってわかってたみたいよ』



海「さすが幼馴染みと言うべきか…さすが参謀と言うべきか」



『ねー頭あがんねぇよまじで』




日「じゃぁ付き合う訳じゃないんだな?」



『ないよ、蓮ちゃんの彼女とかハードル高すぎて死ぬわ』




鳳「じゃぁ俺と付き合ってくれる?」




『ううん、勉強する』



切「はぁ?あれだけやってまだやんの?」





『やるよ、私お医者になるまで彼氏作らず頑張るって決めたの』




切「マジかよ…良いのそれ」




『うん、私には愛する二年会があるもん』




海「もうすぐ3年だがな」




よ「3年になっても二年会?」




『そう!3年でも高1でも二年会だよ』




日「永遠後輩じゃないか」




『うん、だって私たちはあの先輩達のお陰で此処まで来れた…皆に会えた、だから先輩に敬意をもって、二年会』




よ「…そう、ね、それが良いわ」




『だから二年会は二年会なのだ!』




切「おう!」



桃「なんか俺、コレからの二年会楽しみになってきた!」



日「テニスに関してはライバルだが二年会はもはや同士、だな」




鳳「仲間、とは違うけど…」



財「敵やけど敵や無い」



『それを人は"友達"とよぶんだぜ!』





桃「友達と書いてライバルと読む」




海「友情、努力、勝利」



『青春やでー』



よ「ほんまやなぁ」



日「なんで関西弁なんだよ」



『ノリで?』



桃「んまぁ何はともあれ無事最初の目標は達成って事だな!」




『だね!皆さんのお疲れ様でした!今後ともよろしくお願い致します!!』




全員「コチラこそ!」




『あ、ねぇねぇジャンプ買ってっていい?』



鳳「いいよ!俺もワンピースの続き気になる」




切「そういや、跡部さんがジャンプ読んでる写真有ったよな?」




『あぁ、あれ?あれはね…』





高級ホテルのお土産を持った8人が夕日の中へと笑い声と共に消えていった






おわり(仮)
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