うつらうつら

□『右に同じー』
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『あー食ったぁー』




よ「食べたわね」




切「え、お前らパスタ半分こじゃん」



桃「そなんじゃ食い足りねぇだろ」




よ「サラダも食べたし」




『ケーキも半分食べたし』




切「女子か!」



よ「『女子だ』」





鳳「ほんと、名無しさんも八代さんもあんま食べないよね」



日「弁当も小さい」




『そんなに食べれないし残したくないし』




財「キャラ的には大食いやろ」




『キャラとか言うな、食べれんもんは食べれん!』




切「八代は良いけど名無しさんは違う」




よ「あら、ありがとう」




『なんだよ、いちゃいちゃすんな!』




切「してねぇだろ」




鳳「よし!負けないように俺とイチャイチャしようか」



『おっけ、じゃぁ肩車して』




日「やめろ、人の目を気にしろ」




『じぁおんぶ』




財「ええ加減にせぇ名無しさん、ちょっと落ち着けや」




『さーせん、調子乗りました』




切「お、あれがテニスコート?」




桃「めっちゃ綺麗じゃん!」




鳳「ナイターもあるんだね」



財「エエとこやん」




海「東京にもこんなとこあったんだな」




よ「テニスコート見えただけでこれだけテンション上がるんだから安いもんよね」



『ほんとにね』




日「名無しさんと八代はダブルスだったんだろ?」




『そーだよー』




鳳「何でやめちゃったの?」




よ「名無しさん以外とダブルス組みたくなかったのよ」


『右に同じー、受ける学校違うって聞いたときは絶望したよね』



よ「まさか名無しさんが氷帝行くとは思わなかったもの」




『えー?』




よ「でもお陰で静かな学生生活をおくれてるわよ」



海「青学じゃなくてほんと良かった」



鳳「俺は名無しさんが氷帝で良かったよ」



切「あーぁうちもマネ欲しい」



日「うるさいだけだ」




財「せやけど名無しさんは仕事だけはちゃんとするやろ?四天こぉへん?」




切「立海こいよ、幸村先輩とか喜ぶぜ?」




鳳「あげないし!」



『いや、行かないし』




よ「ねぇほんと今更だけど樺地は?」




『かばっちは家族と温泉旅行だよ』




よ「前回は?」




『跡部先輩と先に帰っちゃったんだよね〜メールしたら行けるとき参加させてくださいって』




鳳「部活休みの日は基本的に親御さんとどっか行ってるもんねー」




日「優しいからな樺地は」



切「まぁそうだろな、じゃぁあいつは総監督っつうことで」




桃「器用そうだしな」



よ「そうね、最終チェックは樺地ってことで」




『なにそれ厳しそう』




日「妥協したものを渡すよりいいだろ」




鳳「厳しめに査定してもらわなきゃね」




『じゃぁ目指せかばっち爆笑だね!秘蔵写真出しまくるぜ!出し惜しみしないよ!さ、ここだよー』




よ「久しぶりね」




『半年ぶりだよ』




切「お前らも初めて?」




日「家の前まで送ったことはある」




鳳「俺もそうかな」




桃「なら男は皆初めてか!」




『あー、あれだ、忍足先輩は来たことある』



鳳「なんで!?」




『恋愛テレビドラマ撮り忘れたらしくてお母さん見てるからうち録ってるって言ったら来た』




よ「そこまで見たかったのね」




『お母さんと一緒に号泣しながら見てたよ』




海「忍足さん…ポーカーフェイスじゃないのか」




『純愛の前に心を閉ざせるほど俺は冷たい男やないわ!って言ってた。


ってかはよ入れや、腕が辛くなってきた』



鳳「お邪魔しまぁーす」




『お邪魔されまーす』





切「キレーじゃん」



『なんで汚いと思った』



切「キャラ的に?」




『お前らん中で私はどんなキャラなんだよ』




よ「口悪い」



切「おおざっぱ」



財「変人」



海「盗撮魔」



桃「男友達」




日「うるさい」




鳳「明るくて可愛い」






『長太郎結婚して』




鳳「っえ?ほんと?」





『皆ひどい!もう私と長太郎の結婚式呼んであげないからね!』




鳳「名無しさん!和装かな!洋装かな!」





『もちウエディング!』





よ「認めません、出直してらっしゃい」




鳳「『えー!』」





切「ほらやるぞ!切いいとこまでやってテニスしたい!」




『しゃーねぇなぁ全部持ってくるから適当に座ってて…って何で着いてくんのさ』





財「部屋は汚いんやろなと」



桃「期待は裏切らねーよなぁ、裏切らねぇよ!」




『ばか野郎、彼氏しか入れねぇんだよ』




財「ほな俺はええやん」




『なんでやねん』




財「彼氏やし」




鳳「名無しさん!浮気だめだよ!」





日「そのネタまだ引っ張るのか」





『ちゃっかり若も着いてきてんじゃん!ってか皆来てるし!よーちゃんまで!』





よ「私は何度も入ってるんだからいいでしょ」




『もう!皆まとめて俺の嫁!』





海「無理」




『はーい、薫のにゃんにゃんムービー見る人ー』海「結婚式は和装で頼む」





切「もうやめてやれよ、海堂泣いてるぞ」




『ふふーんだ、薫が素直じゃないのがいけないんだい!』





海「あぁ、そうだな、俺が悪い、だからスマホ貸してくれないか?浮気調査だ」



『親しき仲にも礼儀あり!』





日「お前が言うな」




『あいすんません』



財「…」





切「…」




桃「…」





よ「あら、机の上に写真があるだけで他は綺麗じゃない」




『だから何で汚くしてるキャラなのさ』




日「日頃の行いだバカ」




『さーせんした』





鳳「シンプルだね」




桃「漫画と小説多いけどな」




切「これ何の本だよ、全文英語じゃん!」




『バーカドイツ語だよ、医学書』




海「お前医学の道に進むのか!?」




『そーだよー』




鳳「あぁだから忍足さんと仲良いのか、羨ましい」




財「そーいや謙也さんとも仲エエもんなお前」




『コネは作っておかないとね』




日「あざといな」




『夢のためならなんとでも』




切「うへぇお前すげぇ勉強してんじゃん」





『まぁね〜さ、私のことは良いから写真やるよ』





よ「名無しさんが氷帝選んだのってドイツ語有るから?」




『そ、あと医者の子も多いからねーあの学校』





切「結構真面目に考えてたんだな」




『まぁね、ほらこれもって』





切「おぉ」





『お?なんだよ赤也、素直じゃん』




切「いや…なんつーかすげぇな」





『え、』





桃「いや、すげぇよ中学で将来のこと考えててよぉ」





『ちょ、』






海「なんも考えなしに青学行ったからな」





鳳「俺も親に進められるがままに」




切「俺なんて大学までエスカレーターだからだぜ?」





財「色々考えとって偉い偉い」





『ちょ、やめてよ!』





よ「尊敬するわよほんと」





日「まぁ勉強にかんしてもどれもいい点取るしな、努力の賜物だろう」





『っ〜こ、こんなことで誉めないでよぉ///////』





よ「皆、純粋に名無しさんがすごいと思ったのよ」




『は、はずい//////』




海「凄いな」




『っ///////』




海「偉い」




『っっ///////』





海「頑張ってる」





『〜っ///////』






よ「完全に仕返しだわあれ」



財「思ったより素直な反応しとるしな」




桃「海堂のやつべた褒めじゃねぇか」




鳳「お、俺以外の男にあんなに赤くなって!浮気だ!」




日「もうやめとけ鳳」




切「いや、でもよぉ俺名無しさんのこと正直俺よりバカだとおってた」




日「何いってんだあいつは学年トップだぞ」




切「っぶ!マジで!?」




鳳「しかも入学してから今まで順位落としたことないよ」





桃「やべぇ」




財「ほんまかいな」




よ「名無しさんは昔から人の見てないところで努力する派だもの解らなかったのも無理ないわ」




日「庶民の跡部さんだ」




鳳「いや、それはちょっと違うと思う」






『もうやめて!お願いします!薫様!やめて!誉めないで!』




海「いいや、写メとムービーを消すまで俺は諦めねぇ!凄いぞ名無しさん!」




『わかった!わかった!一枚だけ、一枚だけ残させて!そしたら消すから!』





海「いいだろう」





『はぁ、疲れた/////』




よ「あら消しちゃってよかったの?」



『いいよべつに、もう印刷して秘蔵写真アルバム青学Part2に入ってるし』




海「この家を燃やせば」



桃「早まるな海堂!」




切「放火ダメ絶対!」





よ「あー!」




『え、なに?』




よ「これ、懐かしい!」




『あぁ小学生の時の?』




財「アルバムやな…え」




海「…誰だこれ」




鳳「これって…日吉?」




日「俺はこんなに目は細くない」




『蓮二さんだよ』




切「え、柳先輩!?」




財「何で名無しさん号泣しとるん?」




『小学生んとき転校する蓮二さんを無我夢中で引き留めてるんだよ』




海「ひでぇ顔」




『大好きだったからね〜蓮ちゃん蓮ちゃんって言って追っかけ回してた』




桃「乾先輩は居ないのか?」




『あーそれは…』



よ「乾先輩に引っ付いてたのわ私の方よね」




海「え」



『貞治は私のお婿しゃんなの!名無しさんちゃんは気安く話しかけちゃダメぇー!ってね』




よ「そうだったかしら?名無しさんだって蓮ちゃん蓮ちゃん!蓮ちゃんは俺の嫁ってことでいい?とか聞いてたじゃない」




『そんな話もありましたーなついわー』




切「それ、いつんときの話?」




『幼稚園じゃね?』




よ「小学校入ったらあの二人が私達とは遊ばず二人でテニスばっかりしてたもんね」



『そんで私達もテニスやればダブルス対決できる!ってなってテニス始めたんだよね』




よ「まぁ柳先輩が引っ越してからあんまやらなくなったけど」





『違うよよーちゃん貞ちゃんが寂しそうだから名無しさんちゃんはゴーホームよって言って貞治さんんとこに入り浸ってたじゃん』





切「何気にひでぇな八代」





よ「その頃から私は自分に忠実な素直な子なのよ」





日「そこまで乾さんの事が好きなのになんで付き合ってないんだ」




よ「あのときの私と今の私を一緒にするんじゃないわよ」





『今は佐伯さん好きだもんね!無駄に男前♪』





よ「あら、白石さんも素敵じゃない?」





『あー…私は小石川さん派』





財「引くわ」




『四天王寺の中じゃ光が一番よ』





財「押すわ」




『物理的に引いて押すんじゃねぇよ』





よ「あんたこないだ真田さんとかいいって言ってたじゃないの」




切「引くわ」





『立海では赤也が一番だよ』




切「押すわ」




『やっぱ嘘蓮ちゃんだわ』





切「お前死ね」





『やどぅー』





よ「氷帝はやっぱり宍戸さん」








『もうさぁ、よーちゃんはイケメンで爽やかなら誰でもいいんだね』





よ「名無しさんは?氷帝では誰が一番なの?」



日鳳「…」





『えー?えらべなぁーい、っいて!』バシ






鳳「俺にして」





『ちょ、痛い痛い愛が痛い!若!痛いよ!地味に痛いから!』




桃「なぁなぁー青学は?」




海「聞くな、どうせ不二さんとかだろ?」





よ「それは私よ、名無しさん生粋の優しい人好きだからきっと大石さんとか河村さんとか」






桃「ふーん」




『いや、ソコは敢えてリョーマとか』




よ「王道過ぎでしょ」




『じゃ、手塚さんでいいし』





日「贅沢すぎだろ夢見んな」




鳳「名無しさんと手塚さんが歩いてたら完全に親子だからね」




『そんな事無いよー』




よ「ほらこれみなさい」
名無しさんと手塚がいい雰囲気で話してる写メ





海「手塚さん、と名無しさん?」




『いや、どうみたって私だろ』




桃「お前、こんな顔出来んのな」




『ってかよーちゃん、これ盗撮や』




よ「違うわちゃんと手塚さんに許可とったもの」






『私の許可は』





よ「いらないでしょ?」




『そうね』






切「ってか財前寝てね?」





『しかも私のベッドで』




鳳「羨まし!代わって財前!」






財「うっさいわ」





『いや、やめてね普通にやめてね』





切「お、これ仁王先輩が取ってくれたぬいぐるみじゃん」




『おう、ってか光ぅーマジで退いてー』





財「いやや」




『可愛くしても駄目だぞ』




財「してへんわあほ」





『と言いつつ枕抱くのやめい!』





鳳「羨まし!ねぇ!俺もやる!」





『やめろ変態』





海「お前だけには変態とか言われたくねぇだろ」





『と言いつつ光を退けてくれる薫好きよ』





桃「ってか腹へらね?名無しさんなんか作れよ」





『もう私の部屋からでろやお前ら!』




日「日記か」




『わかしいいいいいいいい!そいつはマジでやめろおおおおおおおおお!』



終われ




ってかさぁアルバム作れよお前ら!

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