□僕が宙を駆ける理由 第一章
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始まりは
オーブ首長国連合

それは
南海の宝玉
宝玉の番人は眠れる獅子 ウズミ・ナラ・アスハ
五大氏族の筆頭アスハ家の当代

眠れる獅子を擁するオーブ首脳陣は
戦前・戦中共にコーディネーターとナチュラルの共存を唱え続けてきた


ザフト・地球連合
そのどちらの陣営にも属さず独自の道を進む
コーディネーターとナチュラルが共存する島国


他国の侵略を許さず
また
他国への侵略を許さぬ国


モルゲンレーテの高い技術力を持って国軍の軍備を整え防衛にのみその力を振るう
軍事国家でもある




だが
戦争全体から見ればなんて事もないひとつの作戦が
中立国オーブの立場を危うい物にした

オーブが保有する資源衛星
そこに作られたモルゲンレーテの支社

その秘密工場にて地球軍の新型機動兵器が
開発されていたのだ

その運用艦と共に


この情報を入手したザフト
その中でも輝かしき戦歴を持つクルーゼ隊が問題のコロニーへ強襲した


しかし
MS―『G』―を四機奪取するも
最後の一機を取り逃がし
さらには専用運用艦・アークエンジェルをも爆破に失敗した


コロニー内での二度にわたる戦闘
その衝撃に耐えられなくなったコロニーは崩壊し宇宙へと霧散した


そのコロニーの名は

『ヘリオポリス』

それは
平和の国の箱庭

真空の宇宙に浮かぶとても脆い…






僕が宙を駆ける理由
Act.0 始まり







僕達は再びめぐり合う

それは銃弾飛び交う中での一瞬の再会だった



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