novel

□ヤキモチ妬きな精霊 (ロキルー)
1ページ/1ページ

いつもの妖精の尻尾。

あたしは

いつもの様に

カウンターでミラさんと話していた。

そんな時

ミラさんが急に

あたしに向かって変な事を聞いてきた。

「ねぇ、ルーシィ」

「何ですか?ミラさん」

「やっぱりルーシィは、ロキが好きなの?」

「……はい!?」

突然の事に驚いて

あたしは

飲んでいた水を吹き出しそうになってしまった。

「ミラさん…急に変な事聞かないでください……。」

「あら、ごめんなさい」

ミラさんは

苦笑いをして謝った。

「でもルーシィ、本当のところはどうなの?」

「だから、ロキとは何でも無いですから…
そりゃあ、仲間としては好きですよ?
でも、恋とかそういうのは……。」

「良く分からない?」

そう言われて

私は無言で頷いた。

「というかロキ、また勝手に出て来てるみたいね」

ミラさんが

私の後ろの方を指差したので

自分もそっちへ振り返ると…

ロキが

町の女の子と一緒にいた。

その光景を目にした時

なぜか

胸が締め付けられるぐらい

苦しくなった。

別に

ロキが女の子と遊んでるのなんて

いつもの事なのに。

「てゆーかロキは、また勝手に出てきて
女の子と遊んで……」

「妬いてるの?ルーシィ」

「…っ……そんなんじゃ無いです」

そんな時

あたしの視線に気付いたロキが

手を振ってきた。

あたしは無視して

ミラさんの方へ向き直る。

あたしの代わりに

ミラさんが手を振り返した。

「やっぱりルーシィは、ロキの事が好きなのね」

「え……?」

「好きな人が他の女の子といてモヤモヤした
気持ちになるのは、好きな証拠よ」

「好き…?あたしがロキを……?」

※作成中。

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ