喧嘩が強い。それだけ。


□バブ33
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古市side*


ここはどこだ....

学校か?


『古市くん、気がついた?....その、ごめんね...縛ったのは俺だよ...』


姫「そういえば、お前を拉致るのは2度目だったな。古市」


姫川兄妹.......!!
待て待てなんだこれは!?

拉致?
オレが....!?
というか雨深ちゃんが縛ったって...!!

さっきまでコンビニで立ち読みしてたはずだけど....
そういえばなんか姫川兄が影分身をした夢を見たような.........


毒島勇「姫川.....本当にこんな奴一人で男鹿が動くのか?信じられんな。ただのもやしじゃねぇか」


こいつらが堕天組.....


『動くよ。古市くんと男鹿くんは仲いいもの。それにお互い信頼しあってると思うしね。羨ましい、な....』


いつもの笑顔と口調で姫川兄の膝の上で携帯をいじる雨深ちゃん。
普段なら絶対兄のところに自分からは行かないはず...どういう心変わりだろう。

というか、この子は今何を考えてこうしてるんだ?
この子は何を目的として兄の元に行ったんだ?
味方、ではないと考えていいのか?

そういえば雨深ちゃんも悪魔と契約している。
前から思ってたけど本当に何者なんだ。


毒島「おい、妹。縄をほどけ。古市...オレと戦ってみろ。勝ったら逃がしてやるぜ。男鹿の相棒がどれ程のものか試してやる」


零遠「そりゃいいや。やっちゃえやっちゃえ」


古「いや.....オレも参謀つーか...ケンカは専門外でして」


毒島「あ?」


こえー......


古「いや、マジでオレとやってもおもしろくないっスよ!?ねぇっ姫川先輩っ」


姫「.........やれよ」


雨深ちゃんが哀れむような目で俺を見てた。






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