喧嘩が強い。それだけ。


□バブ19
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焔「一週間じゃ。


一週間後、余の軍勢が全員揃う。


それまでに古市、せいぜい貴様らも戦力を整えてくるんじゃな」



_________



禅「気がついたか…?」


『・・・男鹿くん?』


みんなより早く聖石矢魔に戻ってきた俺。そりゃもう全力ダッシュしましたよ。えぇ。男鹿くんが大変なことになってるとか…


ベ「ア―――」


禅「ったく、無茶しやがって。あの高さから落ちてたら死んでっぞ、普通。ベル坊のとっさの電撃に助けられたな」


俺らが新校舎で戦ってる間、男鹿くんは魔界の怪獣?と戦ってたんだって。

落ちた原因はヒルダさんを助けだすための行動。お熱いですね。羨ましいなリア充は末永く爆発しなさい。


男「まさかアイツ死んだんじゃ・・・」


ラ「生きてるわよ。大丈夫、まだ魔力を感じる。ヒルダ姉様がそう簡単に死ぬもんですか」


ラ「足を出しなさい。」


男「あ?」


ラ「ほら、やっぱり折れてんじゃないの…魔界の薬をぬってあげるからじっとして」


慣れた手つきで男鹿くんに包帯を巻きつけるラミアちゃん。ラミアちゃんはこんなに幼いのにすごいな、感心する。


古「男鹿っ!!ヒルダさんが攫われたって本当かっ」


『古市!』


古市がいきなり保健室に入ってきて男鹿くんに文句をいう。そして俺に着くの早くね、と怒鳴った。俺だって頑張ったんだよチクショー。


―――ポタ


ラ「私の…私のせいだ…私が捕まったらよかったのに…なんでヒルダ姉様なの…あのバカ…ヒルダ姉様が死んじゃったら私…私…ふぇぇぇえん」


『ラミアちゃん…』


すると、ベル坊がラミアちゃんを撫でた。


男「ちっ、いつもなら真っ先に泣きだしてるやつが…」


古「だな」


男「こいつの言う通りだ、ラミア。オレ達がなんとかする」


古「泣くな!!」


『(ハァ…こーゆー時だけかっこつけやがって…)ラミアちゃん、安心してね?俺も手伝うからさ!』


ラ「うん・・・」


邦「人数は多い方がいいでしょう?」


男「あぁ」





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