喧嘩が強い。それだけ。
□バブ15
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グ「ちっ、油断しやがって…」
ヒ「"水竜王"ナーガ。あの小さい方に気をつけろ。奴は柱爵。柱将ヘカドスや横のグラフェルとは比べ物にならん。柱師団が武闘派と恐れられる理由が判ろう。ここは二人で…」
ヒルダさんが柱師団の強さを教えてくれる。男鹿くんは手の骨をぽきり、と鳴らしながら自信満々に敵を見た。その表情はいつもの男鹿くんからは想像できないようなもので少し戸惑った。
男「よう、てめーが三人の中で一番偉いって事は主謀者か」
ナ「いや…貴様を殺す事は柱師団全員の意志だ」
男「って事はてめーをぶっ倒してもまた次の奴が来るってわけか」
ナ「そうなるな」
男「大将をやるまで終わらねーって事か」
ナ「そういう事になる」
男「オレを殺してどうする?」
ナ「ベルゼ様を連れ帰る」
男「連れ帰ってどうする?」
ナ「どうもせん。焔王様が人間を滅ぼす。それだけだ」
男「・・・そうか」
ナ「そうだ…」
男「いい事教えてやるよ。ベル坊は人間を滅ぼしたりしねーよ。なんでか解るか…? オ レ が 親 だ か ら だ 。オレがこいつにそんなしょーもねー事はさせねぇ」
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