Turn Over Life....


□平和そして旅立ち。
1ページ/1ページ



殺人鬼である吉良吉影を倒してからは特に変わったこともなく、平和な日々を過ごした。


康一は彼女である由花子さんとさらに仲良くなったようで、ふたりから惚気を聞く機会が増えた。


億泰と仗助は相変わらず。
学校帰りはだいたい一緒でアイス食べながら帰ったり喫茶店でお茶したりしている。
たまにお互いの家に行き来し、ゲームを楽しんでいたりする。


露伴先生も相変わらずで、ジャンプで連載中の漫画がとても流行って結構な収入があったらしい。
美味しいマカロンをドヤ顔でくれた。
喜べ、と自信満々にこちらを見下して言ってきたのは記憶に新しい。


承太郎さんとジョセフさんはアメリカに帰国したそうだ。
その際仗助が財布の中身をひったくったそうで、それを聞いた俺は頭を抱えた。


え、俺?
いやぁ、普通に高校生エンジョイしてますよ。
受験に向けて勉強をしています。


と、言いたいところなんですけど実は別のことしてます。
露伴先生のヘブンズ・ドアの能力で英語とイタリア語を習得し、国外にちょいちょい出かけさせられてます。
高校はちゃんと行ってるよ大丈夫!


「なぁ、奏多〜マジで行っちまうのかよ〜...」


「康一だけじゃなくておめぇもかよ〜...」


「承太郎さんの頼みだもん断れなくてね。」


俺と仗助、億泰はイタリア行きの飛行機に乗るために成田空港に来ていた。暫くイタリアに居ることになるみたい。
行くのは俺だけ。少し寂しいな。
で、行く理由なんだけど、なんでも探して欲しい人物がいるとかどうとか。
ちなみに同じ案件で先に康一がイタリアに行っている。


「そろそろ時間だから行くね!2人とも、お見送りありがとう!」


ふたりに抱き着いて別れの挨拶を交わす。
手紙書くね、と言って搭乗口に急いで向かった。


「なぁ、仗助〜。すっげぇイイ匂いしたな…。」


「だな。しかもナニとは言わねぇが柔らかかったな。」


さすが高校生である。




.
 

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ