Turn Over Life....
□バイツァ・ダスト
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なんの変哲も無いいつも通りの朝を迎えのそのそと布団から這い出て、学校へ行く支度をする。弁当を作り鞄にしまい、余りは朝食に。
その前に露伴先生が入手した情報を確かめるために集まれる人はペプシの看板が掲げられた建物の前に集合することになっている。ちょうど通学路なので俺だけでなく仗助や億泰、康一も集まることになっている。
「よし、いくか!」
鞄を持ち玄関を出ると仗助と億泰が待っていた。最近はこの二人がうちに迎えに来てくれる。
「よっ!」
「おはよう!億泰がその手に持ってるものはなに?」
これか、と持っていたものを見せてくれる。一枚の写真だ。通勤ラッシュの杜王町駅が映っていた。サラリーマンでごった返すそこに何か情報があるのだろう。詳しくはわからないが、露伴先生達と合流したら教えてくれるだろう。
「仗助、ちゃんと前見て!危ないよ!」
仗助が小さい男の子とぶつかりそうになったので手を引っ張って止める。
「おっと、わりぃ。」
「.....おや!?お前?どっかで見た顔だなぁ〜どこだっけ?」
「あ、皆さんおはようございます!」
みんなを招集した露伴先生はまだ来ていなかった。これでは『川尻早人』の家がわからない。
というか早くしないと学校遅れるんだけど。
「思い出した!待なよお前!うっかりおめーの帽子握ってたの思い出したよ...ホレッ!帽子!」
「あの顔の角度なんだ...確かにどこかで見たぞ…!」
「でもこいつよー写真の小僧に似てるよなぁーっ」
「似てるじゃあない。ランドセルの名前を見ろ。」
承太郎さんに言われたとおりに名前を見る。そこには探していた人物の名前...『川尻早人』と書かれていたのだ!
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