Turn Over Life....


□第一印象は大切だと思うのです。
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「承太郎さん!こいつが前に言ってたスタンド使いッス」


「こんにちは」


仗助に釣れられ承太郎さんの元へ。待ち合わせ場所はカフェ・ドゥ・マゴ。今日の日替わり紅茶はアールグレイだ。俺はストレートでないと紅茶が飲めない。お茶にミルクを注ぐと考えるとどうにもいただけないのだ。ストレートは紅茶本来の味と香りが楽しめてとても良い。
それはさておき、やはり目の前に座る承太郎さんはどこかで見たことのある顔つきをであった。

ああ、この前海洋学者として新聞に乗っていた人だ。路地裏にある行きつけの喫茶店で読んだ新聞に載っていた。
だとすると相当な有名人に合っているという訳じゃあないか。


「てめーが雨乃奏多か」


「え!?あぁ、はい」


声が裏返ってしまったではないか。仗助が隣で必死に笑いをこらえようとしている。今度なにか奢らせよう。


「スタンドの能力は仗助から聞いている。攻撃向きではないからいざ戦闘となったら逃げることだけを考えろ」


「は、はい...!でもサポートはできます。お役に立てるようなことがあれば何でも言ってくださいね」


見事な営業スマイルだ、と仗助に言われた。ので、1発軽く叩いておいた。


「無駄な戦闘は避けろ。いいな?雨乃」


「はい...!お任せ下さい。仗助がいるので大丈夫ですよ」


「人任せかよォー奏多ちゃんよォー」


「頼りにしてるねー」


「おいこら棒読みじゃねーかッ」


承太郎さんはそんな俺達のやり取りを見てため息をついていた。
呆れさせちゃいましたね。すみません。
 

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