Turn Over Life....


□Una missione improvvisa.
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夜。
ソルベが運転する車の後部座席に腰を下ろし、目的地へ着くのを黙って待っていた。
助手席ではジェラートさんが今日の任務の内容を確認も含め説明してくれている。
ジェラートさんはこういった任務が初めての私でも分かりやすいように説明してくれた。素敵な先輩である。
対照的にソルベさんは無表情・黙ったままで運転を続けている。


「いいか、分かったな?」


『分かりました。』


ジェラートさんが立てた作戦はこうだ。

正面突破。

近距離戦が得意なソルベさんの背中を私が守りつつ特攻し、ジェラートさんが後方支援を行いというもの。
私の能力を最大限に活かす戦法となった。
上手く行けば直ぐに片がつく。逆に言えば私がしくじればデッドエンド確定みたいなものだ。


目的地に到着し、配置に着く。
心臓の鼓動が早い。


「落ち着け。」


「ソルベさん...。」


「お前はただ飛んできた銃弾を逸らせばいい。お前が手を汚したくないというのなら、俺が全て始末する。」


「...ッ!頑張ります!」


「行くぞ。」


走り出したソルベさんを追って正面から突破する。
ドアを蹴破り、ターゲットのいる屋敷へと侵入。
ターゲットは敵対組織幹部。その他その部下も始末対象となっている。
屋敷へ突入するなり、銃を乱射して確実に敵の息の根を止めていくソルベさん。
また後方支援のジェラートさんが撃った玉も確実に敵の頭に打ち込まれていく。


『...すごい。息ぴったりだ。』


「2階に行くぞ。」


あっという間に建物の1階を制圧。そのまま、幹部がいるであろう寝室めがけて突っ走る。

2階に行くと、銃口をこちらに向ける数十人の敵。
私はソルベさんの前に出てスタンドを発動させる。


『ターンオーバーライフ!銃弾は全て逸らす!』


「んなッ!?そんな能力持ってるやつの情報は無かったぞ!」


「新入りか!?グハッ」


それた銃弾は壁に深々打ち込まれていく。
敵が一瞬でも隙を見せれば冷静沈着なソルベさんが眉間に銃弾打ち込んでいく。
ここまで倒した敵はざっと15人。リゾットさんから聞いていた数の半分と言ったところか。


「ソルベ、奏多、このまま走り抜けていいよ。雑魚は俺がやっとく。」


「あぁ。任せたぞ。」


『行ってきます!』


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