Turn Over Life....


□Organizzazione chiamata passione.
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エドモンドさんに指定された時間に大聖堂に着くと、中へと案内させられる。
美しく太陽の光を通すステンドグラスにはキリストが描かれていた。
俺はキリシタンではないものの、神に、キリストに祈りを捧げなければいけない様な義務感を感じるほどだ。


見とれていると一発の銃声が響く。

もう聞こえたあとには遅かった。

上から吊り下げらていたシャンデリアが今まさに自分の上に落ちようとしていた。

その一瞬何をすればいいのか分からなくなり、思考回路が停止した。

が、ほぼ反射的にスタンドで矢印を貼り付け、シャンデリアが落ちてこないように宙で止めた。

スタンド使い同士の戦いをまともにしてこなかった俺はスタンドを使う事を一瞬ためらってしまった。1歩遅かったら俺は下敷きになってぺしゃんこだっただろう。

シャンデリアを見上げ、これが落ちてきていた時を想像すると冷や汗がどっと身体中から吹き出した。


「意外と動けるのですね。」


「まぁ、エドモンドが部下に欲しいって言っただけはある。」


大聖堂の扉が開き、二人の人影が現れる。1人は長髪の黒い肌をした男性でもう1人は短髪で色白。バンダナをつけている。


『誰、ですか。』


「ボスに新入りがどの程度のものなのか見てくるように命令されましてね。...あぁ、私はティッツァーノ。隣にいる彼はスクアーロだ。」


「つっても名乗った意味がなくなるかもしれねぇ。死んじまうかも知んねぇんだからなぁッ!!」


そう言いながら放たれたのは水鉄砲だった。私の周りには何ヶ所か水溜まりができていた。


「スタンド同士の戦いに慣れていないようですね。」


『ッ!!!??』


水溜まりから鮫がでてきて喉元を噛みちぎろうとしてきたのだ。おそらくスクアーロと名乗った男性のスタンド使いだろう。
正直俺のスタンドは戦闘向きではない。防御向きなのだ。
...いや。本体になら影響が与えられるはず。

考え事を巡らせていると又もサメが襲いくる。
今だと思い、鮫に矢印を貼り付け勢いよく壁の方に飛ばす。次は天井。その次に柱。最後は私の上に落ちてきたシャンデリア。
すっとんだ本体のスクアーロは血反吐を吐き出し、ティッツァーノを呼ぶ。


「手加減したのが行けませんでしたね。」


「...だな。ボスにも報告だな。」


「えぇ、エドモンドはいい部下を持ちましたね…羨ましい。」


彼らは立ち上がるとそのまま大聖堂を出ていった。
残された私はびしょ濡れのまま呆然と立ち尽くすしかなかった。



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