Turn Over Life....


□日々、楽をしてます。
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今日もいつも通り五月蝿い....おっと、賑やかな雰囲気が教室に漂っていた。でも俺はなんだかんだ言ってこの雰囲気が好きだったりする。静かなのよりはましだ。隣の隣の席では仗助と億泰、康一がわいわい騒いでいた。教室で騒いでいるなんて珍しいと思いながらも俺は今朝鞄に入れた漫画本をぺらぺらとめくった。
岸辺露伴....なかなか面白いものを描くじゃあないか。最近はこの人の作品ばかりを読んでいる。思わずニヤけてしまう。慌てて口元を手で覆い時計の針が示す方向を見た。
ちょうどよくチャイムが鳴る。昼休みの終了だ。あちこちに散らばっていた生徒達が次々に席についていく。俺も鞄に漫画本をしまい、クソ真面目な顔して黒板の方へと顔を向けた。

「雨乃さんって漫画本とか読むんだね。僕、実は露伴先生とは知り合いでね....その、今日の放課後空いてるなら一緒に行ってみない?」

隣の席の康一が俺に声を掛けてきた。
....俺はどんな風に見られてるんだ。確かに成績は常に上位キープしてるし、常にイイ子ちゃん演じてますけども。服装はかなり乱れてますけどね。あはは。

「まじか。んじゃ、お言葉に甘えようかな。」

それよりもだ、露伴先生と知り合いとはどういうことだ。俺はそっちのほうが気になっていた。




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