二次小説

□ゼファーの大失態
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今日は仁ともう1人、背の高い青年が来ているらしく、俺は仁の部屋へ菓子を置きに行こうとしていた。神夜とクルトが作った菓子は俺達はともかく、外部の者にも好むやつがいるほどだ。きっとあいつも喜ぶだろう。俺はドアを開けると、凄い光景が目に入った。
「・・・・・。」
「全く、博士も複雑にしたことで。どこに組み込んだらいいかわからんな。」
アリサの体を解剖してる・・・!俺はびっくりしながらも机に菓子を置くと、2人の様子を見ていた。
「バイクの改造なら慣れたが、さすがにこれは・・・・。」
仁は小さく呟いていると、俺はアリサの肩辺りで何か光ったのに気がついた。
「・・・何だ?これ」
「あっ、無闇に触れない方が・・・・!」
俺は彼の制止を聞かずに手を伸ばした。すると・・・。
「うわあああああああっ!!」
感電。まあ素材的にそうだろうとは思ったけど。青年はそれを取り出すと、仁に見せた。
「あーあ、欠けてしまってるぞ、これ。どうする?」
「誰か類似のを持っていないか訊いてくる。ラース、お前はゼファーの手当てをしてやれ。」
そう言って仁は部屋を出ると、ラースと呼ばれた青年がこっちに来た。
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