葛原ケ岡に消ゆる身の

前世の記憶を、断片的に持つ、日野俊基の家臣・後藤助光…。

が、牛車の中で意識を取り戻した彼に、あの悲劇的な記憶は、まだ甦ってはいなかった。

得宗北条高時の時代。得宗高時をさしおいて、権力を 恣(ほしいまま)に振るう長崎円喜・高資や、御家人たち。

正中の変、元弘の乱と続く中で、助光は、同じ悲劇を繰り返さずに済むのだろうか…?

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