君へ一直線(弱ペダ)

□10話
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新開の目はひたすら千佳を追い千佳の丈の短いスカートや動く度にチラチラ見えるウエストラインにはらはらと焦った表情になる

「すまないが俺は行かなくちゃいけない用事が出来たから応援合戦には出れない。すまないな」

新開はクラスメイトに告げると全速力で駆け出した

「あ、おい新開!!」

クラスメイトの呼び掛けにも振り向かず1ヶ所に向かい進み新開が着くと丁度演技を終え歩いてくる千佳の姿をとらえ

「千佳ちゃん、応援合戦に出るとか聞いてないんだけど」

「当日までの秘密だったんだよ。どう、かっこよかった?」

「可愛いし、チラチラあちこち見えるしで、撃ち抜かれたよ」

新開は着ていたジャージを千佳に着せファスナーをきっちり上まであげる

「えへへ。隼人君を撃ち抜くとか頑張ったかいがあったよ」

「尽八。千佳ちゃん、借りてくぞ」

「はあ・・・好きにするといい。どうせそうなるだろうと予想はしていたのでな」


体育祭が終わるまで千佳は新開に解放してもらえなかった
もちろん新開は応援合戦に出なく上級生やクラスメイトから怒られたのだった

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