Dream

□J … Office Love 9
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すっかり体調の良くなった私は、いつもの生活を取り戻した。



ただ戻らないのは、記憶だけ…



仕事も、前と同じように、隆二くんや岩ちゃんのサポートが出来るようになれて、毎日が充実した日々を送っていた。



たまに、【SOUTH SIDE】へ行けば、隆二くんや、臣が後から来ることもあるし、私が後から合流することもある。
もちろん、連絡なんてしないけど、なぜか引き寄せられるように、店に集まっていた。



たわいもない会話だけど、たまに腕が触れて、感じる体温がとても心地よい。



「そろそろ、快気祝いの飲み会してもいいんじゃない?」



隣で隆二くんが、頬杖をついて私を見る。



私の前には、3杯目のワイングラス。



「健二郎さん達が、飲みたそうだよ(笑)」



「私を口実に使わなくても、飲みに行けばいいのにね(笑) ま、私もみんなと飲みたいから、お願いしておきます(笑)」



「そーだね。(笑)」



ふにゃっとした笑顔が、私を安心させてくれる。
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