☆物語★
□兄弟
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淳「ただいまぁ」
研「おかえり、淳。」
淳「研二兄ちゃん?!」
翔兄ちゃんも豊兄ちゃんも修学旅行でいない。
お母さんも友達の家だ。
研二兄ちゃんは1人暮らしをはじめているはずがない。
だけどいる…。まぁいっか。
僕と研二兄ちゃんは皆に内緒で付き合っている。
淳「研二兄ちゃん。2人だね、久々だぁ♪」
少し恥ずかしそうに笑う研二兄ちゃんはかっこいいけど可愛い。
研「可愛いねぇ、淳は。」
ポンポンと頭を撫でて唇を重ねる。
静まり返った部屋に僕の声と舌が絡む音が響く。
やだ、恥ずかしいよ…//
淳「んぅ…//」
♪〜♪〜
ナイスタイミング!
電話がかかってきた。
研二兄ちゃんから唇を離せば少し不機嫌そうな顔をし、リビングに戻る。
淳「もしもーし。」
豊『…あ、もしもし。1人で平気かー淳。』
ねぇなんで棒読みなの。
もっとこう…感情を表してみたらどうなのさっ。
淳「ゆたにぃとかいなくて気が楽ですー。」
少し不機嫌気味に言えば電話越しに『なんて酷い子!いつからそうなったの!?』と翔兄ちゃんの声。
あー…はいはい。
淳「もう何?切るよ?」
豊『あ、まって。』
今度はなに?
もー…。