子猫少女と愉快な仲間たち

□にゃんばー2
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「......いーすけちゃーん。」

「あれ、琴音どうかしたの?」

少女は従兄弟の二郭伊助を呼んだ。
同い年の為とても仲が良い。
琴音が信用してる中の1人である。

「......ん。」

琴音が紙を渡す。

「って、これ兵太夫宛じゃん。なんで僕に渡すわけ?」

「兵太夫みえないから。」

「僕が見えないなんていい度胸してんね。」

「.....夢前〜」

むぎゅうっ。

「おはよー琴音〜あれ?シャンプー変えた?」

「うん。パンテーンにした。」

「あれ、前あれじゃ無かった?マシェリだっけ?」

「気分〜。それにマシェリはお兄ちゃんが買って来たやつだし。」

「なるほど。」

夢前は琴音の髪を撫でた。

「あのさ、僕の事完璧に無視してるよね?喧嘩売ってんの?」

パッツン前髪が黒いオーラで夢前と琴音を引き離した。

「.....きょーは笹山とお話しする気分じゃないんだもーん。」

「はぁ?なにそれ」

「(出たよ琴音の気分屋)」

琴音は、とてつもなく気分屋である。
ハーゲンを食べたい気分だったらハーゲンを食べ、
甘いのが食べたければ、ショートケーキを食べる、
気分がのらなかったらしない。

「じゃー、帰るねー、バイバイ伊助ちゃん。
あと、兵ちゃん。」

「!?な、なにさ。」

「帰り浦風先輩来るみたいだから風紀委員室来てね。
じゃーねーん。」

少女はチャイム前に教室に戻った。




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