あの子は生徒会長様

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「だ、誰?」

そこにいたのは白髪のおじいちゃんでした。

「わしはこの学園の学園長じゃ。」

「へー。」

「無関心だなおい。」

「いや、びっくりはしてるんですけどー。
でも、なんで、こんなところに?」

「いやぁ、たまたまじゃよ。」

たまたまで煙玉だすおじいちゃんがこの時代にいると思うか?ええ?

「おまえ、父親の名前静岡慎太郎じゃないかの?」

「?そうですよ?」

「で、母親は高嶺百合子ではないか?」

「なんで、両親の名前知ってるんですか?変態ですか?ストーカーですか?」

「こら、失礼だぞ!ってあれ?その2人が両親なのか!?」

立花先輩は驚いた。
立花先輩だけではないほかの先輩もだ。

「静岡慎太郎は昔ここの生徒会長で、唯一そいつの三年間。喧嘩が無く、平和を保った人じゃった。まぁ喧嘩が強いからな。」

「ここらの高校の番長を務めてた人だ。」

「へぇ、でお母さんは?」

「紅組というのを知ってるか?」

「くれないぐみ?」

「女学院のグループだ。不良とは正反対でいい奴らの集まりで今もある。
で、その紅組の一代目リーダーが百合子さんだ。」

「そのタッグが学園を始め、ここらの高校を平和に保った。
まぁ、在学中の話なんだが。」

「2人とも喧嘩も何もかもつよいときいてまーす。」

「綾部?遅かったな。」

「落とし穴を掘ってましたぁ。」

「お、落とし穴。」

「で、おまえらはそれを埋めてたと。」

「「「はい。」」」

「あれ?みんな揃ってる。あれー?学園長先生もいるなんで!?」

ぞろぞろ人が集まった。
てかさ、お父さん、お母さんすごい人だったんだ。
すごいなー。やっぱり憧れるなぁ笑

「とゆうことで凛!!、ぜひ!大川に!!」

「いや、だから嫌だって言ってるじゃないですか。お父さん、お母さんの母校だからって入りませんよ?」

「.......いや、実は頼まれてるんじゃよ。」

「え?」

なにを?

「いや、昨日電話でのぉ。」

『あ、先生?お久しぶりですー百合子です。
あのですね、明日あたりうちの娘そちらに行くんですよ。
あの子私と慎太郎の子だからきっとまた前の学園に戻ると思うんです。
なので、入学手続きやっちゃってください』

「語尾にはーとがついておった。」

「あんの人はぁぁぁ!!!!」

「ささっ、結果は一つじゃ。」

「わかりましたよ!!、やりゃいいんでしょう!?やりゃ!!!」

「泣かないでくださいよ。」

「だれー」

「あ、中等部の摂津きり丸って言います。訳ありで寮にいるんすよ。」

「へー。きり丸君いくつ?」

「中1です。まだまだ伸びますよ」

ニヤッと笑ったきり丸君。
うーん。身長抜かされそ。


こうして、私は大川学園の高等部へ外部受験。

そして、月日は経ち、
私は高校三年生。

お母さんの予言どうりに喧嘩の無い学園になりました。
理由はとても簡単。








私が生徒会の会長になったからである。

そして、高等部女子は











私、1人である。




「学園長のばぁぁぁぁかぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

もう、誰も信じたくないと思った瞬間ですが。

「泣くなよ。大丈夫。俺等がいるじゃないか。」

「作ちゃん......」

「はいはい。そこピンクのオーラ出さないでね。凛入学式の会長の言葉考えたの?」

「ばっちぐぅ。ありがとう藤内
。藤内と一緒に考えてよかった。


あとは、ジュンコと左門、三之助の捜索だけだね。
孫兵、泣かないの〜。男の子でしょー?」

「うぅ、ジュンコ......」


まぁ、このメンバーで残り高校一年頑張るつもりです。

さて、頑張るぞー。


To be continued
 

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