花になれっ!
□花が笑む頃
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「俺のものだ、」
「っ、」
ぷちん、と、服のボタンが外される。
愛されると拒めないのは、この香りのせいなのか。
均整のとれた胸板を、押し返すけど。
思いのほか弱々しいそれは簡単に絡めとられて。
「きれいな肌だ、透き通ったガラスのように」
す、と、なで上げられる。
イヤなのに、口からは甘い声しかでなくて。
花
が
笑
む
頃
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