【短編書】
□★混濁する意識
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「アグモンっ…!」
トーマに裏切られた怒りのままのデジソウルにより、アグモンを暴走させてしまい、アグモンはデジタマへと戻ってしまった。
「…アグモンっ…ひっ…く…」
アグモンのデジタマを抱き締めたまま、その場に泣き崩れてしまう大。
「ぅっ…あぁっ…」
涙を流し、自分の不甲斐なさに、大切な仲間の喪失に対して、涙を流した。
そのとき、大の背後には数人の男が忍び寄っていた。
「アグモンっ…」
涙を流し、悲しみに打ちひしがれている大には、背後の存在に気がつかず、背後から大は、羽交い締めにされた。
「んぅっ!」
突然の人の手に、大はデジタマを抱き締めたまま抵抗するが、クロロホルムを香がされ、次第に意識が遠のいていった。
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