かふぇおれ関係から… 黒尾
□●関係シリーズ番外編
1ページ/2ページ
[黒尾視点]
「あれって真奈香じゃない?」
俺と研磨は今スーパーに買い出しに来ている。
…部内の罰ゲームでアイスを奢る羽目になったからで。
さっさと、アイスコーナーへ行こうとすると、研磨が鮮魚コーナーにいる真奈香を研磨が発見した。
「ほんとだ。何してんだ?」
背後から近づくと、ぶつぶつと何か言っている。
ワタが…でも…高いよ…でも…今が旬で…でも…
「なーにしてんだよ。」
「ひゃ!ク、クロ!研磨も!」
背後から俺が声をかけたからビビって財布を落とす真奈香。
それを拾ってやると、ありがと。と言われた。
「あのね、今日、うち、親が夜居なくてさ。
それでね、クロのお母さんにさっき会ったら、クロんちもご両親出かけちゃうんだって」
「はあ?俺聞いてないし。となると…俺夕飯どうしよ」
「で、でね、クロのお母さんが、一緒にご飯食べてやってくれないかって。クロ、一人だとテキトウに済ませちゃうだろうからって。
だから、私、ご飯作るから家でお夕飯一緒に食べよ?」
…俺と…真奈香が二人っきりで…飯?真奈香の家で、真奈香の手作りで…。
!
研磨に背中を小突かれて我に返る。
想像してしまった。
「真奈香の味付け大丈夫か?」
「ひどいなぁクロってば。結構これでも家で作ってるんだよ?」
「ならいいぜ。部活終わったら真奈香んちに行けばいいんだな」
「うん。腕を振るうよ」
腕まくりして見せ、気合いが入ってますアピール。