かふぇおれ関係から… 黒尾

□●関係シリーズ番外編
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[黒尾視点]



「あれって真奈香じゃない?」


俺と研磨は今スーパーに買い出しに来ている。
…部内の罰ゲームでアイスを奢る羽目になったからで。

さっさと、アイスコーナーへ行こうとすると、研磨が鮮魚コーナーにいる真奈香を研磨が発見した。


「ほんとだ。何してんだ?」


背後から近づくと、ぶつぶつと何か言っている。

ワタが…でも…高いよ…でも…今が旬で…でも…

「なーにしてんだよ。」

「ひゃ!ク、クロ!研磨も!」


背後から俺が声をかけたからビビって財布を落とす真奈香。
それを拾ってやると、ありがと。と言われた。

「あのね、今日、うち、親が夜居なくてさ。
それでね、クロのお母さんにさっき会ったら、クロんちもご両親出かけちゃうんだって」

「はあ?俺聞いてないし。となると…俺夕飯どうしよ」

「で、でね、クロのお母さんが、一緒にご飯食べてやってくれないかって。クロ、一人だとテキトウに済ませちゃうだろうからって。
だから、私、ご飯作るから家でお夕飯一緒に食べよ?」


…俺と…真奈香が二人っきりで…飯?真奈香の家で、真奈香の手作りで…。



研磨に背中を小突かれて我に返る。
想像してしまった。


「真奈香の味付け大丈夫か?」

「ひどいなぁクロってば。結構これでも家で作ってるんだよ?」

「ならいいぜ。部活終わったら真奈香んちに行けばいいんだな」

「うん。腕を振るうよ」


腕まくりして見せ、気合いが入ってますアピール。
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