ちいさなゆめ

□サボるなら計画的に
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暖かな日差しが入る午後の休息のひと時ベッドに横たわるナナシは本来天井が見えているはずだが、なぜかリヴァイの顔が目の前にあった。そう、これは自分は押し倒されている状況なのだと。


「あ、あの…兵長?」
「ここは誰の部屋で誰のベッドだと思ってやがる。」


そう、ここはリヴァイの部屋でリヴァイのベッドであった。お掃除終わりについ出来心で綺麗にされていたベッドで横になっていつの間にか寝てしまっていたのだ。それをリヴァイにバレた、それだけである。

リヴァイはナナシの胸を鷲掴みすると耳たぶを舐め始める。


「掃除サボっているクソガキを躾なければいけないな。」
「えっ!ちょっ……ゃっ、へいちょ……!」


抵抗は虚しく自分に触れてくるリヴァイの手をどけようとするとさらに力を入れて手をどけてくれない。そしていつの間にか脱がされた上衣の中からは大きすぎず、小さすぎない形のいい胸が顔を出す。その胸にしゃぶりつくと甘い吐息がナナシの口から漏れる。リヴァイはそのままズボンもスルスルと脱がし下着の上から手を当てる。


「何だ、もう濡れてんのか。この淫乱。」
「だ、だって兵長が…ぁ…」
「俺が、なんだ?」


下着も脱がすと太ももから秘部までツツーッと手を動かす。そのくすぐったいような、気持ちいいような感覚にナナシはもじもじと足を動かす。そしてリヴァイは自分の指を舐め、ナナシの中へ指を入れた。すると、ナナシは言葉にならない声を出し涙目でリヴァイに何かを訴えているようだった。


「おい、いいのか?そんな大きな声だして。廊下で掃除してるグンタやエルド達に聞こえるぞ?」

「っやぁ……いやです…」
「じゃあもっと声を抑えるんだな。」


ニヤリと妖しく笑うと自分の手を抜き、リヴァイは自分のスボンを下ろした。そして膨らんだ自身のをナナシの秘部に当てがう。


「もっとゆっくり慣らしてあげたいけど、俺も我慢が限界なんだ。」


そう言うと一気にナナシの中に自信を挿入する。すると耐えきれずナナシは荒げたような甘い声で喘ぐさ中、リヴァイも少し荒っぽい息を吐くのだった。


「あっ…!へ…ちょ…っ!!」
「っ…だからっ…あんま大きい声を出すなっ!」


リヴァイの口に塞がれた口からは、ふぅっ…!と官能な声が漏れるのだった。ぎゅっと締めてくるナナシにまるで気を紛らわすかのよう鎖骨に噛み付く。噛み付くとまたさらに締めてくるリヴァイはそろそろと限界を感じていた。どうやら今日は思ったより早漏。情けないな、と思ってしまう。


「へ…い…ちょっ……!ぁあっ…」
「っ…出るっ…!」


リヴァイはナナシの中に自身の精液を出すと自分も寝転んでナナシの方を向いた。しかし彼女はすやすやと再び夢の中に入っていた。


よく寝る女だな。


ふと口元が緩む自分がいた。ナナシはもぞもぞとリヴァイの方へすり寄ってきているのだ。リヴァイはそんなナナシの頭を撫でて自分も軽く昼寝をすることにした。







fin...






おまけ。




その夜、ペトラとナナシは夕食作りの為厨房におり、広間には男共が夕食を待つかのように集まっていた。そのなんとなく気まずい空気を消そうとしたのが、エレンであった。


「あ、あの…リヴァイ兵長。」
「なんだ?」
「今日の昼のお掃除中、なんだかナナシさんとお部屋でいかがわしいことやってましたよね…?」

(((や、やめろ!エレン!!!)))


エレンのその質問にグンタ、エルド、オルオは小声でエレンにど突く。エレンは純粋なのかほんとの馬鹿なのかわからないくらい素直で思ったままの質問をする。そんなエレンの質問に少し驚いたようにするが、しばらくして左手で頬杖をつき、妖しくニヤリと笑った。


「かわいく喘ぐだろ?ナナシは。恐らく俺だけにしかあんなに甘ったるく喘がない。だから、手を出したら削ぐぞ、お前ら。」


「「「「は、はい………」」」」


リヴァイの威圧によりリヴァイ班員の男達は顔を真っ青にしながら俯いた。

しかしそんな1枚の扉の向こうではペトラとナナシが料理を持ってきていたところだった。なんだか今は入るに入れなく、恥ずかしくなるナナシ。顔を真っ赤にしてお鍋をしっかりと持っていた。


「そんなに熱くなったらこのお鍋のスープが煮え立っちゃうわ。」

「うぅ…ペトラ…恥ずかしいよう。この扉の先に行きたくないよう。」


半べそをかいているナナシはよしよし、とペトラに頭を撫でられ。その数秒後にはペトラが容赦無く広間の扉を大きく開くのであった。








おわり







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