HelloGoodbye
□第一章‐第9話
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第9話
「紫乃、ちょっといいか」
「おっ。かすがちゃんどうした。ぽんちゃんに用事?」
「何だ何だ上杉先生自慢か?まったくどいつもこいつもリアリアしやがって」
「そ、そうではない!!」
「冗談だっつの。で、どうしたん?」
「その、ポケモン学で分からないところがあってな」
「あ、そう?どれ、どこよ?」
「ここの問題なのだが…」
「どれどれ。こおり状態のとき、状態回復アイテムがない場合ほのおタイプの技を受けるまた発動するとこおり状態が解除されることがある。その技が適切なものを次のア〜オの中から……ああ、この問題はこれ。イね」
「成る程……ありがとう助かった」
「いや何の何の」
「紫乃ちゃん、空ちゃん!!旦那見なかった!?」
「どうした高1佐助」
「私知らないけど。ぽんちゃん知ってる?」
「幸村ならグラウンドで親方様と殴り愛してんじゃないかな」
― 「お館様ァ!」「幸村ァ!」「お館様ぁあ!!」「幸村ぁあ!!」「お館さぶぁぁああ!!」「ゆきぶるぁぁああ!!」「ぅぉおやかたさぶぁぁああ!!!」「ゆぅきぶるぁぁああ!!!」
「ほれ」
「あ、ホントだ!!もー、何で止めてくれないの!?」
「佐助、貴様紫乃が巻き添えを喰らってもいいと言うのか!?」
「いやよくないけど!!」
「でもぽんちゃんなら殴り愛止めれそうだよねww」
「じゃ試してみるか」
「「「え?」」」
「行くぞラグラージ。グラウンドの鎮火作業だ」
『らーじ!』
中等部三年生
(意外に止めることができちゃったり)
*