ギアス長編
□姫の騎士
2ページ/4ページ
"スザクがユフィの騎士に選ばれた…"
数日後
そんな話を耳にした
正直言うとスザクがユフィを選んだ事に嫉妬心が芽生えた。
知らないふりをして
平然に振る舞う自分が嫌だった……。
だが…………
きっとスザクは優しい奴だから
縋れば、もしかすると俺の方へ来てくれたかもしれない。
そんな事を考える自分が嫌だ…
いっそ
スザクも憎めたらならば…
楽だったのか……?
「そんなに考えこむな…お前には私がついているだろう?」
頭上からC.Cの声がか細く聞こえた…
俺は俯いたまま顔を上げられず
とりあえず反論だけしといた
「…生意気言うな!」
とな……。
悲しみなのか
嫉妬なのか
憎しみなのか?
もう俺には
わからなくなっていた