ギアス短編
□痛み:スザルル
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アッシュフォード学園---
今日のルルーシュの指には、バンソウコウが貼られていた。
怪我でもしたのかなぁ?
授業中ルルーシュの指ばかり見ていた…。時にルルーシュと目が合うが、笑顔を向けてまた僕は、ルルーシュの指へと目線をやる。
午前中ずっと見ていたのが、いけなかったのか?昼休みにルルーシュに呼び出された。
いつもの屋上にー…
「スザク…授業中ずっと見てたろ?俺の事…」
「…ルルーシュじゃなくて、ルルーシュの指見てた」
ルルーシュじゃなくて、は…余分な事だったかな?ルルーシュが不機嫌な顔をしながら、サッと右の手を隠したのが、わかった。
「……俺の指がどうした?」
隠しながら言うから 可笑しく思えてきた。さすがに笑っちゃ怒ると思ったから笑いはしなかったけど…
「怪我、したのかなぁ〜?って、」
「……あぁ…でも!これくらいたいした事ない!!」
隠してるのに?
「本当に?」
「あぁ……、スザク…指の傷より、心の傷の方が痛いって知ってるか?」
「どーしたの?いきなり…ルルーシュらしくない」
本当は、隠したいんだよね?心の傷ー…
それとも…やっと僕に頼ってくれるの?
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