短編
□2015 スミス誕生際
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コンコン
軽やかなノック音と共に愛する人が私の前に現れた。
彼女は姿勢を正して、
「エルヴィン団長、お誕生日おめでとうございます。私は貴方に心臓を捧げています。」
と、言った。
「フフフッ懐かしいねラリサが私を団長と呼ぶのは。」
そう言うと、その言葉を待ってましたと言うように
「だって初々しさもきっと大丈夫よ。」
と、艶やかな声で囁いた。
「そうだな、ならばこちらも初々しさを大事にしなくてはな。」
ラリサがしまったと思ったときには既に後の祭だった。
彼は素早くラリサを抱き上げてベッドに押し倒すと、耳元で
「脚を開きなさい。初々しい…のだろう?それならばしっかりならさないと後々辛くなるのは君だよ。」
それから夜が明けるまで私はエルヴィンに否、サドヴィンに啼かせられ続けた。
…これの何処が初々しいの?