進撃 あなたの為に
□共に来ないか
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アリエラが目覚めたのは、それから約半日後だった。
すっかり日が落ちてしまった外を見て、自分はどうやって助かったのかと考えていた……
が、ふと家の扉が開いた。
「やあ、起きたかい、アリエラ」
そこに立っていたのは、2人の男だった。
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1人は金髪の優しそうな大男。
名をエルヴィンと言った。
もう1人は鋭い目つきの小柄な男。
彼はリヴァイと呼ばれていた。
「あの、どうしてここに……?」
見慣れない服を着た男達。
どう見てもこんなところは場違いというものだ。
それに、何故自分の名前を知っているのか。
もはや疑問になることしかない。
「順を追って話そうか」
そう言って、エルヴィンという男は一連の出来事を話し始めたーーー。