進撃 あなたの為に

□審議
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☆夢主視点


審議室に入り、リヴァイ兵長とエルヴィン団長の横に立つ。

少しして、中央の扉からエレン君が入ってきた。

驚いた顔で辺りを見回してる。
そりゃあ、当たり前だよね。
地下から出されたと思ったら、いきなり審議所に放り込まれるんだもの。

私の向かい側にはエレン君の友達もいる。
なぜここにいるのか、彼にとっては疑問に思うだろう。


空いていた上段真ん中の椅子に、ザックレー総統が腰掛ける。

ここで話し合う内容は1つ。

「憲兵団か…調査兵団か…」

彼の、これからの行く先。

私達は絶対にエレン君を”あちら”に渡す訳にはいかない。

憲兵団に行ってしまえば、彼は殺される。
そして、やっと見つけた人類の希望がなくなってしまう。

彼を調査兵団につけるため、今しがた会議を行ったばかりだ。

絶対に、渡してなるものか。

憲兵団が処分しようとしたって。
ウォール教の司祭が騒いだって。

私達が彼を守っていくんだから。
誰にも手出しはさせない。


ーーーさぁ、審議の始まりだ。
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