novel
□真ちゃんを変えたあの日....
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「おーい!真ちゃn....」
そこには確かに真ちゃんがいた。だけど俺は声をかけられなかった。いや、かけられなかったんじゃない。かけてはいけないように感じたのだ。
俺はしばらく真ちゃんを雨に打たれながら見ていた。その時、真ちゃんに電話がかかってきた。
誰からの電話なのかは、俺には分からない。でも、その電話は真ちゃんを元気にさせたようにみえる。
「おーい!真ちゃーん」
「どうしてお前がいるのだよ」
「呼びに来たに決まってんだろw 」
俺は緑間が少し笑ったのをみのがさなかった。
「あぁ、わかった」
真ちゃんはすぐに帰ろうとしてくれた。でも、俺はおかしなことを口走った。
「あっ....んとあんさ、もうちょっとここにいようぜ」
なんでこんな事を言ったのかは分からない。当然、緑間も驚いていた。だが、察してくれたようだった。
「わかったのだよ」
そう言ってくれた緑間は優しい顔だった。