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□空気感染
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友達レベルの無意識両片想い



今日はお友達の章ちゃんとたつよしとご飯。

アイドルとごはん。ふっ。


「章ちゃんのまわりってふわふわオーラ漂ってるよね。」


「え?どゆこと?」

「あー、それわかるわー。」


きょとんとした顔でこっちを見てくる章ちゃん。

小動物系だよね。チンパンジーも一理あるけどリスっぽさもあるよね。


「なんかね、一緒にいると幸せな空気がある。」

「えぇー。それはないで。」


ケラケラと笑ってる。


…癒し系だよねぇ。


「たつよし、章ちゃんってなんかふわふわしてない?」

「だからお花畑なんやろ。」

「あ、なるほどね。」


「…そんなやないよ?」


「信用ならないー。」


こんなふわふわな子女でも居ないよ。


いるとしたら幼稚園生か小学校低学年かじゃないかな?


「でも如月も似た雰囲気やけどね。」


「はぁ!?な訳ないじゃん。こんな癒し系じゃないよ。」


こんな幼稚園生みたいなのじゃないよ。

もっと大人のお姉さんだよ。


「まぁつまりヤスと如月といると癒しオーラ凄まじいねんけど。」


「それは章ちゃんの方からだけだよ。」


「ちゃう!もっと大人やもん。」


「そのやりとり子どもみたいやで。」


「ちがぁう!!」


違うんだよ。章ちゃんがふわふわしてるからちょっとつられてるだけだよ。


「章ちゃんのがうつる。」

「え、何がうつるん?」

「空気感が。」

感染する。


「空気感染する。」


「え、ヤスって菌?」

「そういう意味じゃなくて、章ちゃんの空気になる。」


「あ、なるほどな。言葉遊びレベル4。」


「何点満点中?」


「10点。」


「ちょ、ぼくおいてけぼり。」


「んー。わりとどうでもいい話だし。」


「うえー。」


不服そう。



私は、安田病なのかもしれないな。



空気感染



安田病
症状:性格がほんわかする。日本語がへたになる。その他
 

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