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□先生と私。
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渋谷先生⇒保健室の先生


「先生もう帰りたい。」

「はい、却下。」

「なぁんで…。」

保健室のベッドにごろごろしながら言ってもダメなのかな。


でも私いま熱あるよ。

帰してくれたっていいのにね。

「帰りたい言うけどな?如月体温何度?」

「37.5。」

「寝てたら治るで。」


つれないなぁ…。

じーっと先生を見つめてみる。


…わかってたよ。無視されることくらい。

「如月そんなに帰りたいん?」

「学校つまんないし…。あ、でも渋谷先生といるのは楽しいかも。」


私がそう言うと先生は驚いたようにでっかい目をさらに見開いていた。

え、なんかまずいこといっちゃった!?


学校の先生の前で学校つまんないとか言っちゃダメだった!?
普通にタメもダメだった?

「お前…俺といて楽しいん?」

「え、あ、うん。楽しいよ。」


なんでそこ?全然楽しいよ。

だって先生のこと好きだもん。


「なんで?」

「いや…今まで彼女に自分のことだけでつまんないとかよう言われたし。」


あ、そうゆうことか。と理解しどうしてもにやける。

そんなこと気にしてたんだ。

「確か
に先生自分のことずっとしてるけど居心地いいもん。」

「お前のこと見直したわ…。」


微笑みながら私を見つめてる。

すごい、カッコいい。



やっぱり帰りたくない。

「ねぇ、先生。」

「ん?」

「帰らないでここいたい。」



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