イナイレ 短編
□恋もスイーツも
1ページ/1ページ
ある日の部活帰りのこと。
「えっ、豪炎寺とスイーツ!?」
驚きのあまり 風丸はとっさに声を大にしてしまっていた。
その問いに 名無しさんは
「うん。なんかね、この間買って帰ったスイーツを夕香ちゃんがすごく喜んで食べてくれたんだって」
名無しさんは嬉しそうに続ける。
「その話聞いて 私も食べたいなあって言ったら今日そのお店に連れてってくれるって豪炎寺くんが」
「そ そうなのか…」
「うん、あ!いけない、約束の時間だから 私いくねっ」
と、時計を確認したあと 名無しさんは風丸に背を向けた。
瞬間
「ちょ、ちょっと待った!」
そういって 名無しさんの細い手首を掴む。
「…?風丸くん?」
首を傾げる名無しさん。
「あのさ、」
恋もスイーツも
「それ 俺とじゃダメか」
まずは ここから。
-