言葉のアトリエ
□B面
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人は、その時々に様々な役を担わなければならない。
職業的な事柄だけでなく、ただ日々を過ごしていくだけのことにも。
たとえば
誰かの
こどもであること。
誰かの
おやであること。
誰かのカレ
誰かのカノジョ
誰かのともだち
ともだちのともだち…etc.…etc.
誰かの何者かであることは時に窮屈で、負わなければならない相手への責任が重くて投げ出したくなる。
誰かにとっての何かでなく、ぼくがただ「ぼく」だけであること。
ぼくの望みは、とても贅沢な自由でありながら、何て孤独なのだろう。