二口目からその先

□苺色ブルーベリー
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ねぇ、私に口付けてくれる?



不安も全て甘くして

消してあげるから








舌先が甘くて痺れた



口の端から溢れる甘美





少し、苦くて








深い程、濃度を増して


気がつけば中毒




口の中を紫にして

それでもほおばる貴方は

なんて可愛らしいの






近づかないで

私は苺なんかんじゃない






どんな色も上から塗りつぶす


濃いブルベリー

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