君を護るために俺は命を賭ける
□みぞの鏡
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レオは音もなく、ハリーの隣に立ったのだ。
『ハリー、夜中に寮を出てはいけないでしょう』
ハリー「兄さん……ねぇ、僕たちのパパとママがこの鏡にいたんだ」
『そのようなことがあるはずがありません。さぁ、先生たちには黙ってさしあげますので早く寮へ帰ってください』
ハリー「う、うん……でも、本当にパパとママが」
『分かりました。私がみておきます』
そして、ハリーは透明マントをかぶって寮へ戻っていった。
『これは……みぞの鏡……(俺の望みとはなんだろう)』
ネーロ「《前に立ってみればいいじゃねぇか》」
『《そうだな》』
レオは鏡の前に立った。