君を護るために俺は命を賭ける
□魔法薬学とクィディッチの報告
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時間はあっという間に過ぎ去り、夕飯も既に終わりレオは寮の暖炉の前のソファに座って本を読んでいた。
そこに、ハリーが興奮した顔でやってきた。
ハリー「兄さん、兄さん!!」
『ハリー、どうかしたのですか?』
ハリー「聞いて聞いて」
『少し落ち着いてください、ここは談話室です。あんまりうるさくしては周りの迷惑になります』
ハリー「ご、ごめん。あのね、僕、クィディッチのシーカーに選ばれたんだ」
『クィディッチのシーカーですか。凄いですね』
ハリー「えへヘ、兄さん、試合には応援に来てくれるよね?」
『もちろんです。席はどうなるか分かりませんが』
ハリー「なんで?」
フレッド「王子はいつも」
ジョージ「教員席に居るよね」
ロン「そうなの?先輩」
『はい、眺めや見さすさでは一番ですね』
ハリー「兄さんが応援してくれるならどこでもいいよ」
ハーマイオニー「レオ先輩はクィディッチとか興味があるのですか?」
『魔法界での唯一の娯楽みたいなものですから。頑張ってください、ハリー。それでは私はしなくてはいけないことがあるので』
レオは言葉を濁しつつも、見回りのため寮を出た。