君を護るために俺は命を賭ける
□真実と兄の想い
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レオは見回りを終わらせ、寮の自室に戻った。
人数の問題でレオは一人部屋だった。
部屋の中には、すでにハリーがいたのだった。
『お待たせしました』
ハリー「あの、話って何ですか?」
『そこに座って下さい、紅茶でも淹れましょう』
レオは紅茶を淹れて、座った。
『ひとつ問題です。これから話すことは俺たちのファミリーネームに関係のあることです』
ハリー「ファミリーネーム……あ、ポッター?」
『そうです』
レオは一冊のアルバムを取り出して、広げた。
アルバムの中には幸せそうに微笑む男性と女性がいた。
『この人たちは俺たちの父さんと母さんです』
ハリー「“俺たち”?レオさんのじゃなくて?」
『俺とハリーのです。俺とハリーは血の繋がっている兄弟です』
ハリー「本当に?」
『はい。少々、失礼します』
レオは再び席をたった。