魔法の永い長い書物
コポコポ… コポコポ…
冷たい冷たい水の中。
ひたすら溺れ堕ちてゆく。
コポポ… コポ……
沈む度に暗くなる。
辺りはもう、何も見えない。
──さぁ…早くここまで堕ちてきなさい──
深い深い欲の底。
愛しい人に、包まれた。
──離してなんか、やりません…──
暗くて冷たいはずだけど、
貴方は「幸せだ。」と彼に笑いかけていた……。
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