蜘蛛or暗殺の書
□引かれあった、二つの歯車
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〜引かれあった、二つの歯車〜
ヒュンッ
『っ!?』ダン!!
殺気と同時に銀色に輝く刃がかすんで見えた。
でも、ちっともきれいだとはおもわない。
『〜っ。はぁ…!』フラ…
フェイ「よけてしまたか…。ささと殺られて、私のモノになるね。」ザッ
たまたま、本当にただの偶然だった。
フェイタンがアジトに戻る途中、
ほんのわずかな、小さな乱闘を見つけた。
素通りするはずだった。
だが……
「ぐぁぁああ!」 「かはっ…。」
ドサッ ドササ
次々倒れる大の男達。
しかし、倒していく"影″の姿を上手く見る事ができない。
フェイタンの視線は、いつの間にかその″影″だけに集中していた。
そして、遂に最後の一人。
やっと″影″がほんの一瞬動きを止め、一気に相手の男を沈めた。