名探偵コナン
□クリスマス
1ﾍﾟｰｼﾞ/5ﾍﾟｰｼﾞ
「明日博士がうちでクリスマスパーティーしていいって言ってたわよ」
その瞬間、わぁーっといかにも子供らしい歓声が起こった。
「ねえいいんだって！どうする？何する？」
「そこはまずご馳走だろー？ケーキだろー？あ！うな重も要るな！」
「ちょっと元太君、食べ物ばかりじゃないですか。いつもの事ですけど……。やっぱりプレゼントもあるといいですよね！」
朝、学校でいつもの少年探偵団のメンバーがコナンの席に群がっていたところへ哀が現れた。そして先日このメンバーでクリスマスパーティーをしたいと話していると、阿笠博士の家でやりたいと誰かが言い出したのでそれの許可を哀が聞いてくることになり、許可が下りたことを伝えるとこの騒ぎとなった。
「江戸川君は嬉しくないの？あの子達があんなに喜んでいるのに一人だけ落ち着いているわね」
「バーロー、お前分かってて言ってるだろ」
からかい口調の哀に少々ムッとしながら哀を見る。哀は軽く笑っていた。
明日の24日に大盛り上がりの少年少女はまだ楽しく談笑中だった。