♪番外編♪

□8000hit記念小説
2ページ/6ページ



―…

蛍「ねぇねぇ淳?」

淳「何…?」

真夜中の空の下。
僕たちは広い空を見上げながら、夏の夜空を堪能していた。


蛍「月にはウサギが住んでんだぞ?知ってた?」

今にも掴み取れそうな月を手に重ね、淳のほうを見ていたずらっぽく笑ってみせた。


淳「ああ、知ってるよ。2匹で餅ついてんだもんな?」


そう言うと僕の頭に手を乗せ、優しく撫でてくれた。


暖かい淳の手。


キラキラしたその眼差し。


きっと淳の目ん玉は、この夜空みたいに星たちが瞬いでいるんだ。


淳はいつだって僕の側にいてくれる。


この広い空のように。
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ