♪番外編♪
□8000hit記念小説
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―…
蛍「ねぇねぇ淳?」
淳「何…?」
真夜中の空の下。
僕たちは広い空を見上げながら、夏の夜空を堪能していた。
蛍「月にはウサギが住んでんだぞ?知ってた?」
今にも掴み取れそうな月を手に重ね、淳のほうを見ていたずらっぽく笑ってみせた。
淳「ああ、知ってるよ。2匹で餅ついてんだもんな?」
そう言うと僕の頭に手を乗せ、優しく撫でてくれた。
暖かい淳の手。
キラキラしたその眼差し。
きっと淳の目ん玉は、この夜空みたいに星たちが瞬いでいるんだ。
淳はいつだって僕の側にいてくれる。
この広い空のように。