僕等のアルバム

□黒マルコ様
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次の日学校だった私は朝から気まずい空気に苛まれていた。


理由は昨日のジャンとの事だった。



ジャンとは朝いつも一緒に通っていたので、朝はまともに顔を見れなかった。不思議に思ったのか、マルコが「どうしたんだ?2人共??」と心配していた。



なんとか気まずい雰囲気を逃れ教室に着くと
いつも以上にニヤニヤしているミーナに捕まってしまった。あぁ。これは非常にまずい・・・。



ミー「ちょっと〜!!舞!!昨日の写真はどういうことよ!!」



やっぱり!!



昨日の写真はやはりミーナに届いていたようで
しかも言いふらしてるものだから、皆どうなんだ?!と集まってきた。



エ「舞!!ジャンじゃなくて俺にしろよ!!!絶対幸せにするぞ?!」

ア「ぼ、僕だって舞を幸せにするよ!!!」



と何故かプロポーズみたいな言葉を言われて行き場を失っていると、隣にいたジャンがふと、口を開いた。



ジ「き・・・昨日のって・・・。ま、まさか・・・!!!」




そういえば。



ジャンはキスした後すぐに家を出て行ってしまったから知らないんだった。勘のいいジャンはもう気づいたみたいだけれど。



ミー「そーよ!!あれは一体どういう事?」



ミーナがぐいぐいとジャンに押し寄せている。
その顔は相変わらずニヤニヤしていて、ジャンの顔は真っ赤だった。



ジ「じ・・・、事故だ!あれは事故だ!!!!」



真っ赤な顔で言い張るジャン。
そんなジャンに「事故で済むか!!」とエレンが切れていた。そして今までずっと無口だったマルコが口を開いた。




マ「えーっと、つまりそれはどういうことかな?ジャン??」




きっと、その場にいた誰もが凍りついたと思う。



今までニヤニヤしてたミーナも、ジャンに怒ってたエレンやアルミンも、真っ赤に照れていたジャンも、見物していた人も皆一瞬にして凍りついた。



エ((く・・黒い!!!))

ア((マルコが黒い!!))



こんなに笑顔なのに全然優しさが感じられないマルコを私は初めて見た。マルコは相変わらず笑顔だったけど、そこには恐怖しか感じられなかった。



ジ「いや、マルコ!!!違うんだ!!聞いてくれ!!」



静まり返った教室に響いたジャンの悲痛な叫び。そうだ、これは私も関わっているんだから助けないと・・・!!



マ「何が違うの?ジャン。まず、舞に一体何をしたんだ?」



『マルコ?その・・・私は大丈夫だから!!』


マ「舞が良くても、俺は良くない。」




マ、マルコが俺呼びになってる!!!



これはきっと、すごく珍しいのだろう。ジャンまで驚いていた。



するとここでザ・KYのコニーの発言でまた教室は静まり返る。



コ「まぁ、マルコほっぺにキスだからまだマシじゃねーか!口だったらアウトだけど!」



あぁあぁぁああ!!!!コニー!!なんて事を!!!



マルコは「へぇ・・・。頬にキスかぁ・・・。」と笑っている。その度にジャンは「ヒィ・・・!!」と小さい悲鳴を上げていた。
エレンとアルミンは、自分は関係ないとでもいうように席についていた。



マ「舞。」


『はっ・・・はいっ!!』



マルコの黒オーラに圧倒されて変な声がでてしまった。マルコは私を引っ張って自分の傍に寄せた。
え、どういう状況ですか?





その瞬間。





ちゅという、リップ音と共に頬にまた暖かい感触があった。



また頬にキスされた・・・!!!



皆驚いている中、私はマルコを見た
するとマルコはニッコリ笑って




マ「消毒だよ。綺麗になっただろう?」




と満足げな笑みでそう言った。









黒マルコ様




ここに降臨。








おまけ






ベ((あ、いいな))
エ((何気にずるいな・・・。))
ア((僕もすれば良かった・・・))
コ((ほっぺだしなぁ・・・。))
ジ「・・・消毒って・・・。」
ラ「・・・。」ぽんぽん

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