僕等のアルバム

□お泊り会
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入学式から数日。




今はクラスの雰囲気もいい感じで、私は楽しい毎日を送っていた。



朝と夕方は、マルコとジャンと一緒に行って



移動教室では、アニやエレン達と行ったりして



お昼は、サシャとコニー、それにベルトルトとライナーと一緒に食べて


休み時間はユミルにからかわれて、それに対してクリスタが怒ったり


たまに、ハンジさんやリヴァイ先輩も来てくれたりした。



そんな生活を過ごしていくうちに、私はこのクラスが大好きになった。



そんなある日、ミーナの呼び掛けにより女子だけでお泊まり会をすることになった。そして、場所は何故か私の家だった。



ミー「お邪魔しまーっす!!」

サ「広いお家ですね!!!」

ク「でも、いきなりだったけど大丈夫?」

『うん!!親は旅行中だし、大丈夫だよ!』

ユ「それにしても、広いなー。」



各々が感想を言う中、サシャはもうお腹が空いたらしかったのでさっそくご飯タイムになった。



『すごい!!アニ上手!!』

ア「まぁ、私は料理する方だからね。」

『そうなんだぁ〜!!私も負けてられないな!!』

ア「いや、そんなに力んだr『痛ぁぁあ!!!』…ハァ。」



折角気合い入れて頑張ったのに、包丁で指を切ってしまった。



私の手から次々に流れてくる血をどうする事もなく、放っておいたらクリスタが気付き「きゃあぁあ!!」と小さい悲鳴をあげていた。



あぁ。可愛い!!



その後クリスタに気を付けてね!!と怒られつつも、絆創膏をはって貰った。
アニには、「舞はもう休んでなよ。」と言われてしまったので、大人しく待っていることにした。



暫くして料理が完成して、皆で食べた。
こうして自分達で作って食べるって、何かいいなぁーと思いニコニコしているとサシャも「美味しいですね!!」と凄まじい勢いで食べていた。




そろそろ、寝る時間になり皆で布団を敷いて寝転んだ。



私も寝ようと思って電気を消そうとしたとき、ミーナに怒られてしまった。何でだろう?と思いミーナに聞くと、ミーナはニヤリと笑って



ミー「何言ってるの舞!!こういう時は、恒例の恋バナでしょ?!!」



と若干興奮ぎみに言った。そして、始まったガールズトーク。私もこういう話は大好きなので話を聞いていた。



ミー「私ずっと思ってたんだけどさぁ…。ハンナってフランツの事好きだよね?!」



自信満々にそう言うミーナにハンナは「えぇ?!どうしてわかっちゃったの?!!」と顔を真っ赤にさせていた。



うん。可愛い。



ミー「オーラ出まくりだよー!!でもさ、絶対フランツもハンナの事好きだと思うなー!!」



またミーナが自信満々に言うと、ハンナは更に顔を赤くして「そんな訳ないよ…!!」と照れていた。



ク「ハンナから告白してみたら?」

サ「そうですよ!!言ってみないと、伝わりませんよ!!」




とすごく楽しそうに2人が言う。やっぱり、皆こういう話は大好きなんだね!



ほんわかした気持ちで聞いていると、急にずっと黙っていたミカサが話しかけてきた。




ミ「舞は、好きな人いるの?」



え??



『わ、私??』



私の話になった瞬間、さっきまで寝ていたユミルまでがばっ!と起きてきた。



まさか、こんな事になるとは…!!



ミーナやクリスタも「気になってたんだよねー!!」と期待した目で見てくる。



『いや、あの、私そういう人はいないかな?』



そう言うとミーナは「えー!つまんない!!」と言ってきた。そしてでも、と続けた。



ミー「舞は、1番モテるからなー。ライナーはともかく、皆#NAME1##の事が好きだと思うよ??」



「この間も先輩に呼ばれてたし、モテモテだね!!」と言われた。



皆が私の事が好きだなんて、そんな事あるはずがない。あったとしても、友達としてだろう。



ミ「舞…。好きな人が居ないなら、エレンはどう??」



『えっ??!』




驚いた…!!ミカサが急にエレンを推してきた。それがきっかけで、益々皆の会話はヒートアップした。




ク「何言ってるのミカサ!!舞には、やっぱりアルミンだよ!!」

ア「いや、そこはジャンかマルコだね。仲いいし。」

サ「コニーもいい人ですよ!!」

ハ「皆わかってないよ!舞には、ベルトルト君が似合うよ!!」

ミー「いやいや、そこはリヴァイ先輩でしょ!!」

ユ「いや、寧ろ私だろ。」




ダ、ダメだ…!!もう皆私の話なんて、聞こえない位に討論してる…!!


どうして、そんなに皆が熱中するのか…。私はちっともわからなかった。


あぁ、誰か助けて!!と思っていると、ふいに携帯が鳴った。




さすがに、皆も携帯の音に気が付いたのか今度は「誰?!誰?!」と聞いてくる始末…。そんなに興味あるの?私は鳴っている携帯を確認する。




『もしもし?』




ベ「もしもし?舞??僕だけど…。」



電話の相手はベルトルトだった。皆がこちらを凝視していたので、口パクで「ベ、ル、ト、ル、ト」と言うとハンナが一人でねっ!!ねっ!!と言っていた。



それにしても、ベルトルトが電話してくるなんて珍しい。一体どうしたの?と聞くと




べ「あっ…!いや、大した用じゃなくて…。その…。



声が聞きたかっただけなんだ。」




と言うベルトルト。



思ってもみなかった答えだったので、思わず赤面してしまう。皆にも聞こえていたのか、ミーナが「キャァアア///」と照れている。



暫く放心していると、電話の向こうで照れているであろうベルトルトが




べ「ご、ごめんね?//め、迷惑だったよね?///」




そう言いながら半端じゃないくらい焦っているベルトルトに何だか可愛いなぁ。と不謹慎な事を思ってしまった。



『ううん!!迷惑なんかじゃないよ!


私もベルトルトの声が聞けて嬉しい!!』




そう言うと、通話が切れてしまった。




ミーナが「舞、きっと照れて爆発してるよ。ベルトルト」と言ってきた。「爆発って!」と笑うと、アニも「あれでも、よくやった方だ」と褒めていた。



さすがにもう時間も遅かったので、電気を消して寝る準備をした。



今日は何だかんだで楽しかったなと一人笑い、瞼を閉じた。








お泊り会



女子ならではの楽しみ!










おまけ





((あ、思わず切っちゃった…///))
ラ「どうした?ベルトルト。」
ベ「なっ…///何でもないよ!ライナー!!///」
((絶対何かあったな…。))

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