僕等のアルバム

□変態先輩
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あの後、リヴァイ先輩に必死に土下座すると、


「今日だけだ…。次言ったら…わかるよな?」


と言われてしまいました。わかりたくないです。



そして、家でのんびり過ごしていると急に私の携帯が鳴った。


見ると、リヴァイ先輩からだった。
あれ、連絡先交換したっけ・・・?


というか、まだ根に持ってるの?!!



ビクビクしながら、電話にでると暫く黙っていたので、やばいと思っていたら



?「うわぁ!!!リヴァイ!!繋がっちゃったよ!!」



「うっひょー!!!!」って言いながら誰かがとてつもなく興奮していた。



私最近怖い事しか起きてない・・・。



とりあえず、リヴァイ先輩じゃない事はわかった。



『あの、どちらさまですか?』



正直、興奮されたままだと話が出来ないので
一旦落ち着いてもらう事にした。



暫くして、その人も落ち着きを取り戻し
ようやく話が出来るようになった。



ハ「ごめんねー?リヴァイの友達でハンジ・ゾエって言うんだ!!


ハンジって呼んでね!」



そう言ったハンジさんの後ろから、



「何勝手に人の携帯使ってんだ…。」

とか、

「友達になった覚えはねぇけどな。」

などと聞こえる。




リヴァイ先輩って、誰にでもこうなの?!



けど、ハンジさんは特に気にした様子もなく、むしろ嬉しそうに



「あー!リヴァイ照れてるのー?!!かわいー!」と、ハンジさんが言った瞬間



「ブッ!!」と言う音と共にハンジさんの声が消えてしまった。





惨事になっていないといいんだけど…!!



少し怖かったけれど、電話も切るに切れなくてそのまま返答を待った。




『ハ、ハンジさん…??大丈夫ですか??』




相変わらず返答はなかった。これ、本当に平気なのかな…??




リ「舞か、クソ眼鏡が勝手に掛けてたみてぇだ。悪い。」





聞こえてきた声は、明らかにリヴァイ先輩だった。



まさか、先輩から謝罪の言葉が出るなんて…!!明日は雪が降りそうだ。




『全然平気ですよ!
ハンジさんって面白い方ですね!!』




あんなハイテンションな人、今まで一度も会ったことがない。



ぜひとも、会ってみたいな!!仲良くなれる気がする!




リ「あ?



…何が可笑しいのかわかんねぇが、アイツはただの変態だ。



今日言ってた、ハンカチを持っていきそうな奴もアイツだからな。」




うわぁ。まさかの変態呼び。そんなに嫌いですか?!


少しハンジさんが可哀想だったけど
私には、リヴァイ先輩に向かって言い返す力も無いので黙っておく。





リ「まぁ。アイツの事はどうでもいい。



とりあえず、悪かった。」





また謝られた!!
明日は雪じゃなくて、槍でも降るのかな…?





とりあえず、先輩との電話を切り一人ベットに倒れこんだ。





何か、今日は色々あったなぁ…。




振り返ってみると、面白い1日だなぁ。と一人で笑った。





あぁ。早く明日になって、エレン達に会いたいな!!




そして、今日の事を語り明かしたい!!!




明日の事を考えているうちに、私はいつの間にか深い眠りに落ちた。







変態先輩



って、どんな人だろう?

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