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□何この夫婦。
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「虹村先輩って、格好いいですけど、どっちかっていうとお父さんポジションですよね」



「…何か微妙だな」



「えっ、誉めてるんですよ?僕達の事を纏められるなんて他にいませんよ?」



「おお……そうか?」



「じゃあ、父の日楽しみにしててくださいね」



「はっ?!なんでだよっ!!文脈おかしいだろ」



「だから、僕達のお父さんみたいだからって事ですよ」



「別にまだオレ結婚もしてねーし、子供もいる覚えはねーからいいし!」



「折角の好意を……」



「好意じゃねーだろ?!」



「少しは乗ってくださいよ、お父さん」



「やめろ!俺は彼女が欲しいわっ!!まだそんなんはいいから!」


「桃井さんですか?」



「違ぇっ!」



「えっ……じゃあキセキの中から選ぶしかないじゃないですか」



「オレの選択肢狭くね?!男しかいねぇじゃん!!」



「大丈夫です。反対するものはいません。寧ろ大歓迎ですよ?」



「待った待った!!おかしいだろ、序でに黒子の頭ん中もどうなってんだか知りてぇわ」



「腐男子じゃないですよ?ただ、腐女子の妄想に協力してるだけです」



「やばい……疲れる」



「じゃあ誰がいいですか?」



「あ〜もう、お前でいいわ」



「えっ」



「なんかお前みたいな弱っそうな奴って、守りたくなるじゃん?」


「結構大胆ですね、そういうとこ凄くドキッとしちゃいますよ」



「まじか。何か嬉しいわ」



「じゃあ、僕達は夫婦ですね」



「まあそーなるわな」



「じゃあ、今日も頑張ってくださいね、あなた」



「うおっ?!おっ……おう………」


(ヤベー、俺もドキッとしちゃったよ!)



end...
 

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