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□time place occasion
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「あの……」
「ん?何だ?」
「…あのですね、君はもっとTPOをを弁えた方が良いと思いますよ」
「えーっ、そうか?」
「それじゃ今、TPOのTは何ですか?」
「昼休み」
「Pは?」
「屋上」
「Oは?」
「……昼飯食べてる?」
「…そうですね、でも君は言ってる事とやってることが全然違います」
いまの状況、大体黒子達が会話している通りだが、唯一違うのは状況。
「………なんで押し倒されなきゃならないんですか?しかも此所は学校ですよ?」
「それは、お前が悪い」
「言ってる意味が分かりません」
「だってよ!!お前、ジュース吸ってるとき、ストローから溢れて指に付いたモン舐めてんのめっちゃエロいんだよっ!なんか、精液舐め取ってるみた………」
不意に冷たく刺すような視線に気付く。
「それ以上言ったら、君の股間一時的に再起不能にしますよ、変態バカ神君」
「…………スンマセン」
あまりの怖さに流石の火神も黒子から退いた。
しかし黒子は、ふぅ、とため息をしてから一言、
「まぁ、ヤるのはナシですけど、くっつく位なら良いですよ」
「マジか!そんじゃ遠慮なく」
のすっ、と黒子の背中から火神の体重が乗っかり、ギュッと抱き締められた。
「あー可愛いなーお前」
「それはどうも……僕は火神君に抱きしめられるの好きです」
「そんな事言うと、また押し倒すぞー」
「それは嫌です」
そんなある日の昼休みの二人。