Short story

□強く。
2ページ/5ページ

「銀さん大丈夫ですか!!?」

「まぁーなんとかなァ」

「仕方ないアルナ!
今日は私が特別におんぶしてあげるネ!
お礼は酢昆布一年分でいいアルヨ!」

「か、神楽ちゃーん?想像してみよっかァ?
大の男が女の子におんぶしてる奴が
街にいたらどう思……」

「キモすぎるアル。」

「いや即答してるけどそれさっきまで
自分がやろうとしてた
ことだからねェェ!!?」

「いちいちうるさいアルナー
だから銀ちゃんは女にモテないアルヨ。」

「うるせェェェェェェェェェェェ!!!
銀さんがモテないのは天パのせいですぅ!!
ストパだったら今頃モテモテだかんな俺!」

「所詮負け犬の遠吠えネ
バレンタインチョコ0個なのに
変わりはないアル。」

「俺だって貰ったことぐらいあるわァ!!
てかいつまでこんな所にいんだよ、ったく…」

「私もお腹ペコペコアル!
そこの空気になってるダメガネー!
さっさと銀ちゃんに肩貸してやるヨロシ!!」

「僕だって好きで空気に
なってないんだからね!!
こう…地味だから影なりに努力して
なんとか僕をイメージ付けるキャラを
いつも考えてるん…」

「ウワー1人でキャラ作りの練習してるアルカ
痛すぎるネー マジ引くアルー」

「アァァァァァァァァ!!!!
自分でもちょっと思ってたこと
言わないでェェェェェェェ!!!泣」

「んなことどーでもいいから
銀さん早く帰りたいんですけどォォ!!?」

「新八がグズグズしてるからアル!
さっさとしろヨ!!!」

「てか神楽ちゃんは
手伝ってくれないのォ!!?」

「ぱっつぁんーそんなことも
1人で出来ないなんてダメガネ以下アルヨー」

「ダメガネ以下って何!!?
てか僕のことダメガネ前提で
進めないでくれる!!?」

「「黙れダメガネ」」

「そこだけ調子合わしてんじゃねェよォォ!」


(フッ…二人がいる間は変わりそうにないな。)

「アァ?何か言ったかヅラァ?」

「ヅラじゃない桂だ。何でもない。
あ、あの影は…エリザベスゥゥゥ!!!!
遅かったではないか!!実は新八君以上に
空気化してる時どれだけ心細…」

そう言いながら、エリザベスの元へ
走って行った。

「まだ走る元気あんのかよ、餓鬼かアイツ」

「私達も早く行くアル!!」

「……僕の言い分はスルー?」

結局、新八が1人で銀時を支え
一行は万事屋へ向かって行った。
次へ
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ